VSCodeでarduino開発環境構築メモ

概要

VSCodeArduino開発環境を構築するまでのメモ。 Windows10 20H2 上で環境構築した。*1

VSCodeで開発環境を構築できるようなので、VSCode入門もかねて環境構築した。

目次

ダウンロード

Visual Studio Code本体+ArduinoSDK+VSCodeArduino拡張を入れる。 *2

VSCode

Download Visual Studio Code - Mac, Linux, Windows

Arduino SDK

Windows app 形式でなく、旧形式でインストールした。 途中でドライバ等のインストールが促されるのでOKを選択する。

https://www.arduino.cc/en/software

VSCodearduino拡張

VSCodeを起動し、左メニューのExtensions を選択し、検索窓からArduinoを検索する。 Microsoft製の拡張を選択し、installボタンを押下する。

設定

VSCodearduino拡張設定

Arduino:Path のみ設定を行った。Program Files以下のパスを設定する。

自分の場合は、C:\Program Files (x86)\Arduino

日本語文字化け対策

下記を参考にした。 ユーザーディレクトリ以下の .vscode\extensions\vsciot-vscode.vscode-arduino-0.3.4\out\src\common\utils.js を編集し、下記をコメントアウト

/*
        if (os.platform() === "win32") {
            try {
                const chcp = childProcess.execSync("chcp.com");
                codepage = chcp.toString().split(":").pop().trim();
            }
            catch (error) {
                outputChannel_1.arduinoChannel.warning(`Defaulting to code page 850 because chcp.com failed.\
                \rEnsure your path includes %SystemRoot%\\system32\r${error.message}`);
                codepage = "850";
            }
        }
        */

ArduinoIDEをアップデートしたらVSCodeのArduino出力で文字化け - Qiita

サンプルプログラムの動作確認

VSCodeのコマンドパレット経由でArduinoの拡張を使用し、通信等を行うようだ。 Ctrl+Shift+Pでコマンドパレットを開き、Arduinoを入力すると候補が表示される。

サンプルプログラムを開く (Arduino:Examples)

コマンドパレットからArduino:Examplesを選択し、適当なサンプルを開く。

試しにBuilt-in Examples\01.Basics\Blink を開く。

ボード等の設定

Blink.ino を開くと画面下部の青いバー(Status Bar)にいろいろと表示されるので、こちらからBoard TypeとシリアルCOMポートの設定を行う。

  • <Select Board Type> を押下し Selected Board: から 焼きこみ先のボードを選択する (今回はArduino Uno)
  • COM1 を押下し、適切なCOMポートを選択する。(環境によると思うので適宜選択。自分の環境の場合はCOM3)

コードのVerify (Arduino: Verify)

Blink.ino 横のチェックマーク入りのボタン もしくは コマンドパレットからArduino: Verify を選択する。

コードの焼きこみ (Arduino: Upload)

Blink.ino 横の下矢印ボタン もしくは コマンドパレットからArduino: Upload を選択する。

COMポート設定不備などの場合は焼きこめずにエラーになる。

シリアルの読み出し (Arduino: Open Serial Monitor)

コマンドパレットから Arduino: Open Serial Monitor を選択する。 ボーレート設定は画面下部の青いバーから行える。

なお、デフォルトのボーレートは拡張設定から設定できる。

余談: 購入したArduinoセット

Amazonで下記を購入した。

3000円程度でArduino Uno互換ボードにLCDやら抵抗やら諸々がついているのがよかった。 バッテリ無しの構成を探していたのでこれも決め手だった。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07H3M41Q1/

*1:Ubuntu 20.04にも入れたのだが、パス設定が上手くいかず放置中

*2:ついでにAwesome Emacs Keymap も導入した。メタキーがAltなので注意する。